近くて遠いキョリ
蒼太と、ゲームしたり美味しいもん食ったりしてた



「あれ?あれって、美希と海音じゃね?」


「あ、ホントだ」


そういえば、朝ルンルン気分で出かけていってたっけな笑






「声かける?」


「いいよ、そんなことしなくて」


「つまんねーのー」


「俺は、どーせつまんないですよー」


「ごめんごめんって
てかさ、お前」


「なに」


「美希のこと好きでしょ」


ブッ!!!!


飲んでた飲み物思いっきり口から出たじゃねーかよ


「きたね」


「お前のせいだ」


「そんなに?吹き出すほど?」


「うん」


「好きなんだ」


「うん…え!?違う違う違う!」


「嘘つけ、何年の付き合いだと思ってんだよ」


「違うっての」


「お前さ…顔真っ赤」


「暑いからだよ」


「クーラーばんばんついてますけど?
それに、俺がそんな言い訳に引っかかると思ってんの?」


「いいえ、全く」


「ほら、お見通しってわけ」


「…」


「それで、好きなんだろ?」


「よく分からない。
確かに前は好きだった。だけど、他のやつと付き合ってたりもしてたから、複雑。」


「なーるほど」


「なーにそれ」


「うるさい」


「は?お前が先に笑」



こんなバカいいあえんの蒼太だけだ





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