近くて遠いキョリ
…電話?
見ると、海音から
「もしもし?」
「あ、美希!」
「どうしたの?」
「今度、祝日あるじゃん?」
「あるねぇ」
「プール行かない?」
「え、なに、練習したいの?市営プール?」
「ちがーーーう!そんなわけないでしょ!」
「じゃあどこ!」
「少し遠いけど、電車乗って隣町のウォータースライダーのある、でっかいところ!」
「えー!あそこ!行きたい!」
「そうこなくちゃ!じゃあ決まり!」
「2人で遊ぶの何回目だろうね笑」
「今回は2人じゃありませーん!」
「誰がいるの?」
「まだ誘ってないけど、悠と蒼太!」
「悠もいんの!」
「そうだよ!美希のために悠は誘わないとねぇ~!んで、蒼太は悠の親友だから!」
「付き添い感半端じゃないね笑だけど、それだけじゃないんじゃない?」
「さすが!美希!」
「当たり前!好きなんでしょ?」
「かーもね!笑」
「いいねー!応援するよー!!」
「ありがとう♡」
「もちろんだよー!ファイト!頑張ってね!」