盗撮教師日記
この書き込みをした生徒は條河中学校の生徒ではない。


これは確かなことだ。

今年の3月でこの学年から転校した生徒は……

1人だけいた。

彼女の名前は、森本さらな。

彼女は、皆から愛され一緒にいて落ち着く生徒だった。

だから、私は憎かったのだ。

前にも言ったが私は本当に、皆に愛されてる人皆から好かれている人が1番嫌い。

だから、私はその人をいじめたのだ。

「山岸先生……コレ、本当ですか?」

私は頭の中で考え事をしていることに気がついた教頭が私に話しかけてきた。

「うそですよ。こんなの。そしたら、普通この生徒の親から抗議が来るでしょう。こんなのデマ「ですよ。誰かが嘘書いたんですよ。きっと」

私は苦笑いをしながら答えた。

「そうですか」

教頭は、PCを閉じ教室から出て行った。

危なかった。

実を言うと私は、森本をいじめていた。

この親は抗議する人たちではないからいじめたのだ。

でも、あの子に自殺勇気はあるのか。

そう思いながら理科室に向かった。

理科室に入ると教育委員会の方々が5人もいた。

「起立!礼。お願いします」

まず、最初の授業は2年1組だった。

「「お願いします」」

そして、授業は始まった。

「復習問題をはじめます」

そういって、教科係の石垣光と小山亮と水嶋公紀は梨花の復習問題をはじめた。

その間私は、前回やったプリントの○付けをしていた。

その行動を全て教育委員会の人たちが見ていた。
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