盗撮教師日記

私は、授業をはじめた。

「じゃーこの前の実験の続きをするので、準備してください」

私が支持をすると生徒達は一言もしゃべらずに実験用具を取りに言った。

「じゃー電流計を使って機能と同じように電流の大きさを調べて」

私は、生徒達にそういうと又、自分の席に着きチェックをつけていった。

このチェック表は、すべえての成績が書かれているのだ。

例えば、ペン回しをしている回数。

そんなくだらないことでもチェックをして成績に響かせるのだ。

「キャァ!!誰か助けて!!」

急に誰かはまだ把握できていないが女子生徒の叫び声が聞こえた。

後ろの方を見ると竹田梨音が教育委員会の人にナイフを向けられていた。

その教育委員会の人とは……

なんと森本さらなの父親だった。

「おい!!山岸ー。久しぶりだな。お前も立派に教師やってると思って娘を預けたのに何だよ!!この結果はよう!!娘は……さらなは後少しで自殺する所だったんだぞ!!お前は、又同じ過ちを繰り返そうとしている。それがお前だけのものだったらいい。でも、それは全て犠牲になってるのは生徒だろ!!」

森本の父、森本久雄は私と小学校から大学まで一緒の学校だった。いわゆる腐れんかもしれない。

そして、私の同期。３年間一緒の職場で働いていたこともあった。だが、分け合って私はその学校を去ることになった。

森本は、よきライバルでもあり私が１番に信用できる教師だった。

でも、何故このようなことをするかは理解不能である。

竹田は、もう生きる希望をなくしたかのように顔がうつむいていた。

「竹田さん!!今、助けるから」

そう私が森本の方へと向かおうとしたときに風のようにスッと誰かが通りすぎた。

「梨音!!梨音!!」

ずっと叫んでいるのは、勝山将吾だった。

勝山は、竹田と関係のないはずだが……一体どういうことだろう？

「オイ!!梨音をどうしたいんだ!!」

理科室に居る生徒達は、勝山の行動に把握できていなかった。

だが、水嶋公紀だけは把握できていたみたいで軽く納得した様子だった。