盗撮教師日記
着ウタが、意外にも新曲だったから少し驚き。

「あっもしもし沙織?」

「今から?いいけど…じゃー待ってる」

そういって、電話を切った。

3分後に小野田沙織は光の部屋に入った。

「光っ満の体調どうだった?」

「しらねーよ」

「又、強がって。おばさんに聞いてるからいいけど」

「じゃー最初から聞くなよ」

「それでさっ山岸先生のことなんだけど……」

「あぁー。あれ、結局どうすんの?」

私は、この会話を聞いて驚いた。

沙織は、光にケータイを見せた。

「ふーん。俺、いかねー」

「ダメ。全員参加って掻いてあるじゃん」

「だって、そんなこといったってそう簡単に倒せる相手じゃないと思うけど」

そういって、自分の机においてあるノートパソコンを開いて沙織に見せた。

「山岸浩子――アイツは俺達だけじゃ勝てる相手なんかじゃない理由分かっただろ?」

「うん。でも、文部科学省にいる偉い人の娘だからって」

光は、沙織の話を最後まで聞かないで自分話を始めた。

「お偉いさんだからって俺達中学生に同情すると思う?ましては、自分の愛娘の教え子を。お偉いさんだから勝てる相手じゃないんだよ。山岸がいくつもの犯した事件全て保留のまま終わってるんだよ。普通、生徒をいじめたらクビになるだろ。なのに公立中学に移転っておかしいだろ?だから、全て金が動いてるんだよ。だから、俺は行かない」

「でも、私は行くから。何が何でも光を連れて行くから」

そういって、沙織は光の家を出て行った。

光は、そのままベットに倒れこみ寝た。


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