盗撮教師日記
「じゃーこの前出した宿題を机の上に出してください」

私は、生徒たちのことはほっといて授業を進めた。

生徒達は、がちゃがちゃと音を立てながらノートを出した。

「やっべー。忘れた」

「あっぶねー。うつしていて良かった」

やはり、さっきのように声が聞こえた。

私は、それを無視し忘れ物チェックをした。

「忘れた人はいないと思うけど、忘れた人はその場に建ちなさい」

そういうと、クラスの半分の人が忘れていた。

「じゃー水梨さんから忘れた理由を述べなさい」

スカートが極端に短くシャツがもろ出しのこの生徒は、もちろん評価はC。

「えっとー予定帳に書くの忘れましたー」

「お前、いつも書いてねーじゃん」

ある1人の男子生徒がそういうと、教室内に笑いが飛ぶ。

「まぁ~そうだけどー。えへっ?」

水梨は、ギャルで持ち前の笑顔でいつも人をだましてきた。

しかし、私だけにはその笑顔が通用しないことを今日証明してあげましょう・

「水梨さん……スカート短いのでBADマーク」

そういうと、教室内は静まりかえった。

今の時代、内申点が重要視される受験ではみんながない進展を上げようと努力している。

そのため先生に反抗する生徒が減ってきたのだ。

しかし、成績下がるとかそういう問題を考えないsにウチのクラスの生徒はボイコットとはよっぽどの勇気があるということがわかった。

今日で、優秀な生徒みんな内申点が下がるに決定。

私は、そんなことを思いながら怒らないで授業を進めた。

まぁ……教育委員会に行った所で、彼らが私のことを追放できるか――

そこは、難しいところだ。

まず、私の父の下で働いている人たちは、たとえ悪いと思っていても追放しないだろう。

だから、こうやって私はいつも悪いことしても追放されなかったのだった。
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