盗撮教師日記
朝の6時。

私は、目を覚ました。

しっかりとした、服に着替え朝食を済ませ家を出た。

私は、毎朝7時に家を出る。

その間の1時間の間にすべての支度をするのだ。

学校へ付くと、生徒が苦笑いをしながら挨拶をしてきてくれる。

特に、あいさつをされたいわけでもない。

でも、私は卓球部に礼儀正しい挨拶をしなさいといったから、1日10回会っても挨拶をしてくる子だっている。

気づかないふりをする子もいる。

「山岸先生おはようございます」

「おはよう」

ほら、挨拶をしてきた。

「朝比奈さん?」

「はい?」

この朝比奈海夏は、私が今目をつけている生徒。

今日、この子を監視する予定。

「お願いがあるんだけど」

「あッ!?テニスボールのことですね。安心してください。もう、しっかり片付けましたから。すみません!!今から朝練習行かなくちゃいけないんで失礼します!!」

彼女は、お辞儀をして走ってテニスコートのある方へ行った。

朝比奈は、皆から好かれているから憎い。

私は、昔……あまり人に好かれなかったせいか、好かれている人がとても憎い。

だから、芸能人とかものすごく憎いのだ。

「でさぁー昨日、俺先生に怒られてつぁー。うん?満聞いてる?」

「聞き飽きた。その話、もう12回目。いい加減やめろ」

「はぁーい。酷いよな?沙織?」

「あ……うん。そうだね」

私の目の前を素通りしたのは、石垣兄弟とその幼なじみの小野田沙織だ。

この石垣兄弟は、学年1位のモテ兄弟だ。

そして、その二人と幼なじみの小野田は、とてもいずらい。
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