盗撮教師日記
―――4月6日
私は、新しいスーツに身を包み半年前のように朝食を食べていた。
コーヒーに目玉焼き、ウインナーにトースト。
いつもと変わらない朝食。
「では次は、先日起こった通り魔殺人事件についてです」
ニュースを見る。
この世の中は、今通り魔事件で一色だ。
明るいニュースなど一つも耳にしない。
そう思いながら家を出て桜の花びらが散る中私は道路を歩いた。
あたりを見回す。
なぜか、半年前とは違う風景に見えた。
前は、どんな風に見えたかなんて知る由もなかった。
興味がなかった。
ただ、それだけかもしれない。
私の性格が変わったことが1番の原因かもしれない。
純粋でピュアの心の持ち主になるために。
あのどす黒い血の混ざりあった心は排除することも決意した。
「ねぇ!?あれ、山岸先生じゃない?」
「本当だ!!!声掛けてみようよ」
生徒の声がちらほら聞こえる。
「先生、おはようございます」
「おはよう」
やっぱり、最初から笑顔であいさつなんて無理なことだ。
目線を下にしながら校門に入ると、目線に白い運動靴が見えた。
私は顔をあげた。
「先生、おはようございます」
石垣光だった。
「おはよう。最終通告ありがとう」
「いえ、楽しみにしてますから。また同じクラスなんで」
「そうね、楽しみにしててね。光君……」
私は、笑みを浮かべた。
「はい、山岸先生」
相手も笑みを浮かべた。
最後の戦いになりそうだ。
今度は、私が勝ってみせる。
そう心にきめ職員室に入った。
私は、新しいスーツに身を包み半年前のように朝食を食べていた。
コーヒーに目玉焼き、ウインナーにトースト。
いつもと変わらない朝食。
「では次は、先日起こった通り魔殺人事件についてです」
ニュースを見る。
この世の中は、今通り魔事件で一色だ。
明るいニュースなど一つも耳にしない。
そう思いながら家を出て桜の花びらが散る中私は道路を歩いた。
あたりを見回す。
なぜか、半年前とは違う風景に見えた。
前は、どんな風に見えたかなんて知る由もなかった。
興味がなかった。
ただ、それだけかもしれない。
私の性格が変わったことが1番の原因かもしれない。
純粋でピュアの心の持ち主になるために。
あのどす黒い血の混ざりあった心は排除することも決意した。
「ねぇ!?あれ、山岸先生じゃない?」
「本当だ!!!声掛けてみようよ」
生徒の声がちらほら聞こえる。
「先生、おはようございます」
「おはよう」
やっぱり、最初から笑顔であいさつなんて無理なことだ。
目線を下にしながら校門に入ると、目線に白い運動靴が見えた。
私は顔をあげた。
「先生、おはようございます」
石垣光だった。
「おはよう。最終通告ありがとう」
「いえ、楽しみにしてますから。また同じクラスなんで」
「そうね、楽しみにしててね。光君……」
私は、笑みを浮かべた。
「はい、山岸先生」
相手も笑みを浮かべた。
最後の戦いになりそうだ。
今度は、私が勝ってみせる。
そう心にきめ職員室に入った。