今、この瞬間を先生と。
そんなこんなで学校到着。




「おはよう!夏鈴、緋麻里。」



ふわっと、笑顔をみせて私たちに挨拶をした香織。

なんてことでしょう。天使。



「あ、香織。おはよう。」


「今日は琉菜と一緒じゃないの?」



緋麻里が冗談めかして言った。



「その…実はさ……

最寄り駅が同じだったから今日から一緒に行こうねって話してたんだけど、琉菜が寝坊しちゃったみたいで。」



「琉菜らしいね。」


「遅刻はしないといいんだけど……。」



そう言っていると



「ごめん、香織!寝坊した!!」


すごい勢いで、琉菜が教室に入ってきた。



「もーー。明日からは一緒に行こうね。」



「遅刻だったら、笑えなかったよ。」



「確かに。」


キーンコーンカーンコーン



「結構ギリギリね。」



「あ、危なかったー!!」



──────────ガラッ



「橋本ー。朝から元気だな。早く座れー。

HR始めるぞ。」
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