暗闇の中から救ってくれたのは大好きな君だった。
Chapter one
隣
【千鶴side】
ーーガヤガヤガヤ…。
いつもと変わらずうるさい教室。
私、西村千鶴は今日から高校2年。
ということで、クラス替え。
そしてクラス替えをした時、毎回思うことが1つ。
〝どうしてこんなにうるさくなれるのか〟
クラス替えなんて興味なんて心底ないあたしからしたら、うるさくなるためのイベント、そうしか考えられない。
本当…迷惑。
最悪だ。
ーーーーうるさいのは苦手。
ーーーーあの時のことを思い出すから。
それに…去年少し仲良くなった人がいても…あたしは喜んじゃいけないんだ。
〝幸せになっちゃいけない人〟だから。
だから、何も見ない。
何も聞かない。
何も言わない。
できる限り感情を持たない。
いつも冷静にしていた。
そんな風にしているからか…。
気付けばあだ名が付いていてそれが〝鉄仮面女〟だった。
そんなあだ名の効果なのか、怖い、呪われそう、アブナイ人だ…なんて言われたけど、逆に好都合だった。
〝幸せになっちゃいけない人〟なんだから、仲良くなる必要も、恋仲になる必要もない。
あたしは孤独で生きていけばいいんだ。
ーーガヤガヤガヤ…。
いつもと変わらずうるさい教室。
私、西村千鶴は今日から高校2年。
ということで、クラス替え。
そしてクラス替えをした時、毎回思うことが1つ。
〝どうしてこんなにうるさくなれるのか〟
クラス替えなんて興味なんて心底ないあたしからしたら、うるさくなるためのイベント、そうしか考えられない。
本当…迷惑。
最悪だ。
ーーーーうるさいのは苦手。
ーーーーあの時のことを思い出すから。
それに…去年少し仲良くなった人がいても…あたしは喜んじゃいけないんだ。
〝幸せになっちゃいけない人〟だから。
だから、何も見ない。
何も聞かない。
何も言わない。
できる限り感情を持たない。
いつも冷静にしていた。
そんな風にしているからか…。
気付けばあだ名が付いていてそれが〝鉄仮面女〟だった。
そんなあだ名の効果なのか、怖い、呪われそう、アブナイ人だ…なんて言われたけど、逆に好都合だった。
〝幸せになっちゃいけない人〟なんだから、仲良くなる必要も、恋仲になる必要もない。
あたしは孤独で生きていけばいいんだ。
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