君の隣




バタン…




ドアを閉めて
歩きだしてから
あたしの感情は
一気に溢れた









凌くんに名字を呼ばれて
ドキドキしたのは
久しぶりだったから
だけじゃない…









まだ好きだから
あきらめなんて
つかないよ









ほんとは予習確認なんて
しなくていい

腕だって
解きたくなかった









けどあの続きをきいて…
「彼女出来た」とか
言われたらどうするの?


我慢なんてできないよ…









涙は溢れるばかりで――…
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