海に降る恋 〜先生と私のキセキ〜
変化
ピピピピ…
目覚まし時計がうるさく鳴り続ける。
「うるさいー…」
私はそろそろと腕を伸ばすと、若干苛立ちながら目覚まし時計を止めた。
今日からは通常通りの勉強の日々になる。
でも一つ違うのは、これからは進路によって、受ける授業の内容が変わってくるという事。
メインの教室があって、その中で分かれるのが、進学コースと就職コース。
色々悩んだ挙句、私は就職コースを選んだ。
本当は、英文科がある大学に進学したいと思っていたけれど、両親と進路について話をした時に、
「英文科に通って何がしたいの?」
そう聞かれて私は何も答えられなかった。
何かしたい事がある訳ではなく、ただ何となく行きたかっただけ。
その程度の希望だったんだ。
結果、両親からは
「明確な目標が無いなら、大学には行かせてあげられないよ。」
という返事だったけれど、
その時の私は『確かにその通りだ』とすぐに納得する事ができた。
特に目的も無く、何となく大学に通って、両親に大きな負担を掛けるよりは、
早く働いて、一人前の社会人になった方が良いと思えたからだ。
だから卒業後は就職するという事を迷わず決められたし、その選択に悔いは無い。
瑞穂も就職コースを選択していた。
就職コースだからと言って、全く進学が出来ないわけではなくて、
専門学校や短大を受験する事だってできる。
瑞穂はそのクチだった。
目覚まし時計がうるさく鳴り続ける。
「うるさいー…」
私はそろそろと腕を伸ばすと、若干苛立ちながら目覚まし時計を止めた。
今日からは通常通りの勉強の日々になる。
でも一つ違うのは、これからは進路によって、受ける授業の内容が変わってくるという事。
メインの教室があって、その中で分かれるのが、進学コースと就職コース。
色々悩んだ挙句、私は就職コースを選んだ。
本当は、英文科がある大学に進学したいと思っていたけれど、両親と進路について話をした時に、
「英文科に通って何がしたいの?」
そう聞かれて私は何も答えられなかった。
何かしたい事がある訳ではなく、ただ何となく行きたかっただけ。
その程度の希望だったんだ。
結果、両親からは
「明確な目標が無いなら、大学には行かせてあげられないよ。」
という返事だったけれど、
その時の私は『確かにその通りだ』とすぐに納得する事ができた。
特に目的も無く、何となく大学に通って、両親に大きな負担を掛けるよりは、
早く働いて、一人前の社会人になった方が良いと思えたからだ。
だから卒業後は就職するという事を迷わず決められたし、その選択に悔いは無い。
瑞穂も就職コースを選択していた。
就職コースだからと言って、全く進学が出来ないわけではなくて、
専門学校や短大を受験する事だってできる。
瑞穂はそのクチだった。