To be alive again

「翠、ごめんってば、好きに呼んでいいから」

「…じゃぁ、先生って呼ぶ」

名前呼ぶのはどうしても恥ずかしいから、好きなように呼んでいいなら、今まで通りに先生って呼びたい。

と思ったのに、次の一言で翠の思考は停止された。

「はいはい。そういうプレイだと思うことにするからいいわ」

「は?!」

そういうプレイって…

「…えー、やだ先生変態…」

別に私、そんなつもりで呼んでいないのにと不満に思う。

「いや、変態じゃない男探す方大変だろ」

変態とかそんな言い方されるのは心外だとでも言うように、彼は堂々と言い放つ。

えー…それって皆変態ってこと?

…そーゆーこと言うのどうかと思うんだけど、教育者として。

そんなことを思って、非難がましく彼を見る翠を他所に、彼は意外そうに口を開いた。
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