Only Three Months
「大丈夫?」
「うん」
と言いつつ、手を握ってくる。
その手を背中側へ回す。
正面から上がってくるエドに、見られたくなかったから。
「エド」
「ごめん、意外と手こずった」
おそらく、時間的にってこと。
痛がってる様子はないし。
もっと早くオレたちを追いかけるつもりだったんだ。
「点呼、適当に理由作っといたから」
「ありがとう」
オレとは反対のアリスの隣に、エドも座って。
「ごめんね、あんなこと言って」
「いいの、でもびっくりした」
「エドがあんなこと言うなんてな」
エドが鼻で笑う。
「オレ自身もびっくりしてる。
なんであんなの思いついたんだろうね」
「え」
「マジ」
思いつきだったのか。
確かに言いそうにない言葉だったし。
「あいつを黙らせるのを考えてたら、ああ言ってた」
「ありがとう、エド」
「どういたしまして」
アリスが来てから、エド、無理してるのかもな。
今までオレとふたりだったのに、オレの事情で女の子と行動しないといけなくなったから。
「あの男の子、しつこそうだった」
「大丈夫だよ、噂に弱いから。
オレに言い任されたって噂になるし、オレとマイクがアリスと遊んだことになってるし」
そうか、そういう噂が流れることになる。
オレが標的の噂には慣れっこだけど、今回はアリスもエドも巻き込んでる。
オレはともかく、エドは女子からの信頼が厚い。
そのおかげで得ていた情報も今まであったから、それが崩れなければいいけど。
「うん」
と言いつつ、手を握ってくる。
その手を背中側へ回す。
正面から上がってくるエドに、見られたくなかったから。
「エド」
「ごめん、意外と手こずった」
おそらく、時間的にってこと。
痛がってる様子はないし。
もっと早くオレたちを追いかけるつもりだったんだ。
「点呼、適当に理由作っといたから」
「ありがとう」
オレとは反対のアリスの隣に、エドも座って。
「ごめんね、あんなこと言って」
「いいの、でもびっくりした」
「エドがあんなこと言うなんてな」
エドが鼻で笑う。
「オレ自身もびっくりしてる。
なんであんなの思いついたんだろうね」
「え」
「マジ」
思いつきだったのか。
確かに言いそうにない言葉だったし。
「あいつを黙らせるのを考えてたら、ああ言ってた」
「ありがとう、エド」
「どういたしまして」
アリスが来てから、エド、無理してるのかもな。
今までオレとふたりだったのに、オレの事情で女の子と行動しないといけなくなったから。
「あの男の子、しつこそうだった」
「大丈夫だよ、噂に弱いから。
オレに言い任されたって噂になるし、オレとマイクがアリスと遊んだことになってるし」
そうか、そういう噂が流れることになる。
オレが標的の噂には慣れっこだけど、今回はアリスもエドも巻き込んでる。
オレはともかく、エドは女子からの信頼が厚い。
そのおかげで得ていた情報も今まであったから、それが崩れなければいいけど。