ノラと呼ばれた男【壱】
いい顔、してるなぁ。って、微笑めば、


全くもって空気読まずに、










「はい、お待ちどー!

こっちがチョコ、こっちがミント、これがイチゴ」




と、渡される。

因みに私は大好きなチョコ。
竹松先生はイチゴ。
搖がミントだ。



渡されたイチゴ味クレープを頬張る姿は、なんともシュールで。

笑うの堪えて、自分もクレープを頬張った。






「ん~~~まいっ(うまい)!!!!!」




何これ、中に生チョコめっさ入っとるやん。うまっ!つか、おかわり←ぇ


「あ、……あそこの店、よくね」









と、不意に指差したのは、またもや搖で


振り返ると『オゾット』と書かれた、白と黒の洒落た店



…………あれって、そこそこ高いブランドじゃん







女性ものを主に扱っていて、


格好いい系の服から、可愛い系の服まで幅広く扱っているブランド店…だったはず




「え、……行く気?」
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