ノラと呼ばれた男【壱】
「え、あ……ん?なに?」
我に返って、私を呼んだ迅に視線を向ければ。真っ直ぐに見てくる視線が絡んで、無意識にも息を飲む。
え、何……?
なんで、そんな心配そうな顔してるの
「……大丈夫か」
「え……、うん?」
何が?とは聞けず、取り合えず頷いた私の頭を、何故かわしゃわしゃと撫でる迅
「迅こそ寝不足でしょ、大丈夫?」
「嗚呼、一時間目は寝る」
と、涼しい顔して断言したから、思わず吹き出した。や、だってさ?
いっそ清々しいよね(笑)
「古文だし、子守唄になるよねー」
「俺も寝るわ、羽音は?」
「一応起きとくつもりだよ、一応ね」
と、喋りながら歩いていたら早くも教室に着き。揃って、教室に入れば、
「「「おはようございまっす!」」」
「「「姫川さんも、おはよー」」」
クラスメートらが声を掛けてくれて、
「おはよ?」
くすりと笑いながら、挨拶を返し、自分の席につく。
因みに席順は、
迅 私 羽音
時雨 藍
に、なってて。授業中、想像は付くと思うけど後ろの二人が超うるさい(笑)
んで、毎度の如く覇王の母。みたいな存在の羽音に怒られる(学習しない残念な二人)
でも、今日は別の意味で煩そう
我に返って、私を呼んだ迅に視線を向ければ。真っ直ぐに見てくる視線が絡んで、無意識にも息を飲む。
え、何……?
なんで、そんな心配そうな顔してるの
「……大丈夫か」
「え……、うん?」
何が?とは聞けず、取り合えず頷いた私の頭を、何故かわしゃわしゃと撫でる迅
「迅こそ寝不足でしょ、大丈夫?」
「嗚呼、一時間目は寝る」
と、涼しい顔して断言したから、思わず吹き出した。や、だってさ?
いっそ清々しいよね(笑)
「古文だし、子守唄になるよねー」
「俺も寝るわ、羽音は?」
「一応起きとくつもりだよ、一応ね」
と、喋りながら歩いていたら早くも教室に着き。揃って、教室に入れば、
「「「おはようございまっす!」」」
「「「姫川さんも、おはよー」」」
クラスメートらが声を掛けてくれて、
「おはよ?」
くすりと笑いながら、挨拶を返し、自分の席につく。
因みに席順は、
迅 私 羽音
時雨 藍
に、なってて。授業中、想像は付くと思うけど後ろの二人が超うるさい(笑)
んで、毎度の如く覇王の母。みたいな存在の羽音に怒られる(学習しない残念な二人)
でも、今日は別の意味で煩そう