ノラと呼ばれた男【壱】
最後は敢えて軽い口調で言った。

勿論、漫才でいうなら「ぼけ」役をしたわけだけど……、





漫才にボケがある様に、突っ込みも必要で、



まぁ……だからさ?何が言いたいかというとね















「え?満足したので帰りますよ?」



スルーすんじゃねぇ、って事ですわ




「は?本気でそれだけ聞きに此処まで来たの?」



「ええ。先程もそう言いませんでしたか?」










いや、聞きましたけどね?マジでそれだけ?いや、それならそれでいいけど、

いや、もう、警戒してた私って凄い間抜けじゃん!?




ふざけんなよ、この野郎←八つ当たり



「嗚呼、……………………そうだ、」






不意に立ち上がり、私の前に立つ。

そのせいか、私に影が落ち……自然と上を見上げる形へとなった





嗚呼、事細かに説明すると、


めっさ首つりそう。って事です、はい









「言い忘れていた事が、」



「?」
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