ノラと呼ばれた男【壱】
◆◆◆
【姫川side】
迎えに来てくれた時雨、迅、羽音は。
以外にもバイクではなく、
長い、というかとてつもなく大きな車で来てくれて、
呆然としていた私に、
「どーした、はよ乗れや」
偉そうに腕を組ながら、そう言ったのは時雨で。え、まさかコイツの車か?と思った私に、
「偉そうに言ってるけど、これ羽音ん家のだかんなぁ?」
「うるせぇなチビ」
まさかの展開。
偉そうにしてて、車、羽音のかよ!笑
てか、ナイス突っ込みだわ藍。
うっかり時雨=金持ちかと思ったじゃん
「姫川。…ちょっといいか」
藍と時雨のバトルを遠目に見ていた私に、迅が声をかけ、横に来る。
何だかんだで、車に乗れとかほざいてた時雨も降りて藍とイチャイチャ?してるし……楽しそう
そーいや、マジの喧嘩…最近してないなぁ
「うん、どうしたの?」
「……」
「迅?」
じっと、私の顔を見てから、
ふっ、と優しく微笑むから―――――――――――……、
「ありがとな…アイツの側、居てくれて」
「うんん、私は何もしてないよ」
【姫川side】
迎えに来てくれた時雨、迅、羽音は。
以外にもバイクではなく、
長い、というかとてつもなく大きな車で来てくれて、
呆然としていた私に、
「どーした、はよ乗れや」
偉そうに腕を組ながら、そう言ったのは時雨で。え、まさかコイツの車か?と思った私に、
「偉そうに言ってるけど、これ羽音ん家のだかんなぁ?」
「うるせぇなチビ」
まさかの展開。
偉そうにしてて、車、羽音のかよ!笑
てか、ナイス突っ込みだわ藍。
うっかり時雨=金持ちかと思ったじゃん
「姫川。…ちょっといいか」
藍と時雨のバトルを遠目に見ていた私に、迅が声をかけ、横に来る。
何だかんだで、車に乗れとかほざいてた時雨も降りて藍とイチャイチャ?してるし……楽しそう
そーいや、マジの喧嘩…最近してないなぁ
「うん、どうしたの?」
「……」
「迅?」
じっと、私の顔を見てから、
ふっ、と優しく微笑むから―――――――――――……、
「ありがとな…アイツの側、居てくれて」
「うんん、私は何もしてないよ」