ノラと呼ばれた男【壱】
軽く頷けば、搖がゆっくりと息を吐く。








「それと、セルピエンテが一枚噛んでる可能性が高い」




「………………殺っていいの」



顔色1つ変えずに、それを聞けば、



「判断は任せる、好きにしていーよ」







だそうです。メンドイな見極めろ、って事か


んじゃ、ま、セルピエンテは後回しで、










先に‘’爛‘’から殺ろうか。



善は急げって言うし、早く片すかぁ







「無理言って悪いな」



「ぜーんぜん、腹いせに暴れたかったし丁度いいよ」



ホント、ナイスタイミングだよ。

だって、昨日からずっと………………








‘’俺‘’の血が騒いでたから



「嗚呼、それと一応これ持ってきた」





ずっと持ってた紙袋を私に渡すから、何も考えずに受け取れば………………、




「…………………………何これ」
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