ノラと呼ばれた男【壱】
てな訳で…………デートする事になりました←ぇ
てゆーか…………は?
何、この展開の早さっっっ!!
「あ、それと今日泊めてねハニー」
だってさ、もう、何から突っ込めばいいのやら、
…………はぁ……好きにしやがれ
どーせ、今日は気が立ってて寝れそうにないし別にいーんだけどね
「よっしゃあぁぁ、んじゃ枕投げでもする?」
「「一人でしとけ」」
「えー!?二人とも扱いひどっ」
なんて、じゃれてくる搖。
いつにも増してテンションが高い気がするのは……きっと、
私の気を紛らわす為だろう
行き場を無くした怒りを、搖が宥めてくれる。
そー言えば昔から、そうだったね
私が苛立ってる時、いつも搖が泊まりに来てて、くだらない話して笑わせてくれたっけ
「搖、…………竹松先生」
「「ん?」」
ありがとう。なんて、今日は言い過ぎてる気もするけど、
まぁ、でもいっか。たまには素直になるのも。
「来てくれて有り難うっ」
仕方ないから明日は付き合ってあげるよ