日記

めんさんに対して不満はないけど不安はある。

めんさんは「ジェントルマン」って言葉がぴったりなくらい素敵な人。
歳上だからってだけじゃなくて、気の配り方、話し方、男らしさも文句なしの素敵な人。


付き合う前、わたしがアルバイト始めたてのペーペーだった頃。

トラブルが起きると「なんてことないよ。気にしなくて良いよ。俺に任せて。」と余裕そうに言うめんさん。

忙しくなると「ごめんね今はあまり教えることできないけど、これ利用して業務に慣れていこう!」と申し訳なさそうに言うめんさん。

わからなくなってテンパっていると「どうした?わからんことあったら聞いてね。」と気付いてくれるめんさん。

ミスをしてしまった時は「こういう時はこうするんだよ。大丈夫、落ち着いてやれば大丈夫。ゆっくりで良いから、絶対焦らなくて大丈夫」と教えてくれるめんさん。


どんな時でも周りを見ることができていて、それを相手のためにプラスの言葉にして声を掛けることができるめんさんを、恋愛感情ではなく、人間として尊敬していた。

めんさんがいなくなった居酒屋アルバイトで、新人さんに教えることが多くなった私は、
「めんさんならどうしてるだろ」といつも思う。

でもめんさんのようにできなくて、その度に「めんさんはすごいなあ」としみじみする。



めんさんを嫌う人を見たことない。それくらい誰もが認める良い人。

そんなめんさんが どうしてこんな私なんかとお付き合いしてくれるのだろう。告白してくれた日からの謎。

いつか「なんでこんなガキンチョと付き合ってるんやろ」って愛想尽かされて捨てられるのがオチ。それが怖い。それが不安。

めんさんは優しいから、例えば会社の飲み会で終電逃した女の子が居たら ちゃんと相手してあげるんだろなあ。もし女の子が誘ってきたらどうするのかなあ。それが怖い。それが不安。

そんな不安を取り除くために、許されるうちは一生懸命 歳下彼女らしさをアピールして繫ぎ止める。

「先に好きになった方が負け」って誰が言ったんだろ まさにその通り。もう 負けちゃってるこの時点から出来ることは、いかにポイントを稼いでいくか。

本当は毎日電話したい、毎日会いたい、かまってほしい。けど仕事で疲れてるめんさんの負担になりたくないからそんな気持ちは抑え込んでポイントを稼ぐ。嫌われないためのポイント稼ぎ。かまってもらえないからってキャーキャー言う女にはなりたくない。

なんの話をしてたんだっけ、ああそうだ、めんさんへの不安。いつか嫌われるんじゃないかって不安。

今週末地元に帰ってきてくれるらしい。やった!
久しぶりに会えた時くらいは「会いたかったよー」って尻尾を振る子犬のように甘えたっていいよね?
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