気づいたら、溺れてた。
新たな高校生活
バタバタバタっ




朝8時。家の中で大きな足音が響く。






『お母さん何でもっと早く起こしてくれないのっ?!』





今日から新学期が始まる。





いつもは自分で起きてるけど、昨日の夜更かしのせいで朝起きれなかった。






「何度も起こしたわよ~?」





なのに私起きなかったの?!






どんだけ、爆睡してたの…





『いってきまーす!』





急いでローファーに足を通し、ドアを開けた。






『わぁ!』





ドアを開けると何故か敦が立っていた。





『何やってるの?』






「瑞希を待ってた。」






私を待ってた?何で?






『敦学校は?』






敦って確か高1だよね?
てことは、入学式があるんだよね?






「今から行くんじゃん?」




『いや、どこの学校なの?!
だいたい今から間に合うの?』






この近くの学校は私が行っているところしかないし…





まさか、私と一緒とか?
< 12 / 18 >

この作品をシェア

pagetop