気づいたら、溺れてた。
私の家からは、10分ぐらいで学校に着く。


自転車でもいいんだけど、ゆっくり行ける時は歩き。




『そうそう、入学おめでとう!』




「ありがと。」




そう言うと、淳は手で顔を隠した。
何やってるのかな?



良くわかんないや。




『淳、受付行ってワッペン見たいのもらってきな!』




「ワッペンってなんだよ笑」



名前がわかんなかったんだよ!




「瑞稀っ!来るの早くね?」




『あっ、タケちゃん!
おはよ〜〜』




吉田武生 (ヨシダ タケオ)

タケちゃんは自分の武生っていう名前が好きじゃないらしく、

たけおってよんだら怒られるから、タケちゃんって呼んでる。





男っ!て感じの名前だけど、すごいイケメンで、密かにファンクラブがある。




名前と、顔が全然合ってない。




「瑞稀、そいつはだれ?」




『そいつって淳の事?

淳は、幼馴染みたいな感じかな?
中学まで県外の学校言ってたけど、こっち戻ってきたの!』

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