気づいたら、溺れてた。
「あーそう。」



そう言ったタケちゃんの顔が、心なしか怖い気がする。




なんか、淳の顔も怖いんだけど。




『タケちゃん、淳にワッペン見たいのあげて!』




なんか、やばい空気だよね?
とりあえず、2人を遠ざけなきゃ!





「瑞稀、こいつだれ?」




『2人共こいつとか言っちゃダメだよ?

タケちゃんは同じクラスの友達、今年も同じだよ!』




話しながら、淳の背中を押して受付のところまで連れていく。




2人共仲良くしなきゃだめでしょ〜




『はいっ!淳これ付けて!』




こう見ると、淳が年下に見えない…
私が小さいからなのかな?




私の身長は150cmで、淳が170ぐらいあるのかな?





私から見ると皆大きく見えるから、困っちゃう。





「じゃあ、また後で」




『後でって何?』




なんか約束してたっけ?
家近いから一緒に帰るのかな?




「瑞稀何組なの?」




『5組だよ!』




きっと一緒に帰るってことだよね。
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