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すると心愛ちゃん、急に悲しげな顔になって、

「え~ん!ハルちゃんが『ジュースの飲み過ぎで心愛ちゃん太ったよね』とかいってくるよぉ~!!」

と、その場にうずくまって泣き出した。


それを見たクラス中はざわつき、
私たちの方を見る。

わ・・・
私、そんな事言ってないよ!

目で皆にそう訴えても、
誰も聞き入れてはくれなかった。


「蒲須坂さんサイテー」

「いじめられてるからって心愛ちゃんに当たるなよ」

「さっさと自殺して氏家のところにでも行けよ」

私への避難が聞こえてくる。


耳を塞ぎたくても塞げない、
この拷問のような辛さ。

白岡さんはそんな私の事をチラリと見ては、
下を向いて口元だけ微笑んだ。

チラリと心愛ちゃんを見ると、
私を見上げて、
べーっと舌をちらつかせていた。



白岡さんと心愛ちゃんにはめられた・・・









「おい、蒲須坂、心愛に何した!?」

声がした方、私の席の正面をふと見上げると、
腕組をして、
怒りMAXな赤羽さんがいた。

「な・・・私は何もしてないよ!赤羽さ・・・

「っざけんじゃねーよ!!」

ドン!!

赤羽さんが、私の机を思いっきり蹴り上げる。

その拍子に、私は背後に椅子ごと倒れ、
尻もちを打つ。

「おめーのせいで、
みんな不愉快がってんだよ!
わかんねーのかよ!!」

「ごめんなさい・・・・」

なんで私が謝らなきゃいけないの?
とは思いつつも、ここで反抗しても赤羽さんに勝ち目はないので、
とりあえず謝罪する。

赤羽さんは舌打ちをして、

「心愛を泣かせた罰だ!
私たち全員分のジュースを、
おめーの金で買ってこい!!

買ってこなかったらどーなるか、
わかってんだろうな?あ?」

赤羽さんは、更に私を蹴飛ばし、
心愛ちゃんを慰めながら、
自分の席に戻っていった。



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