狂った愛情
…え…?……――。


私と同じ歳ぐらいの男の子が私の目をジッと、
みていた。


その目は凄く真剣過ぎて怖いぐらいだ…。




何なの?
あれは誰?


『俺はあれじゃない…』



突然男の子が口を開いた


「――……誰なの?」



私は静かに問い掛けた


『それは…まだ……言えない。』


男の子はそれを言うと
すっと、――…消えた。



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