⚾ 野球部の、彼女 ⚾ 【完】
塁はしばらくわたしを見つめてから

下を向いてふっと息を吐き

わたしをグイッと引き寄せた。



「やっぱり、紫花には叶わない。
 ・・・こんな俺で、いいの?」

『塁が、いい』

「ごめん」

『ううん。わたしの方こそ。
 こんなわたしで、ごめん。
 いつも誤解ばかりさせて』
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