普通の恋。
さっきの事で頭がいっぱいになった。

鈴木くんと喋ったことで、何もなかった普通の生活がくずれたんだもん。

でも、もうすぐで一限目が始まるチャイムが鳴りそうな事に気づく。

一限目は移動しなきゃいけないんだった!ヤバい!

そう思って立ち上がった時、


ガシッッッ!!!


誰かに右肩をつかまれた。
?「あんた、さっき鈴木に何頼まれたの!!」

そう耳元で脅された。
私が恐る恐る振り返ってみると、そこにはすごい角度から睨みを向けてくる沙希だった。

サキ「私見てたわよ!さっき鈴木となんか話してたでしょ!全て吐け!」

吐けって…。
てかそんなにつめよらなくてもよくない?

あ、ちなみに沙希は中学からの仲。

まぁ私あんま男子と喋ったことないし、鈴木くんと喋ったとなりゃ、友達として気になるのも無理ないか。

ユイ「別に、たいしたことじゃないよ。」

サキ「なにそれ?!たいしたことじゃないんだったら普通話せるんじゃないの?」

あ…そうか。
…仕方ない、吐くか。

ユイ「…来て欲しいとこあるって。」

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