許婚のいいなり
プロローグ《せんりと許婚》
今までウチは自由奔放に生きてきた。そして今の今まで、この生活が続くと思っていた。
これと言った制限もなし。決まり事もなし。ただただウチの気分で決めていた。

それなのに…お父さんったらさ、今日ヘンなこと言い出したわけさ。

ウチが家から帰ると知らないじっさんとお父さんが何やら深刻そうに話してるわけ。
別に気にはしなかったけど、話の邪魔かと思って抜き足差し足忍び足で自分の部屋に行こうと思ったのね。
< 1 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop