許婚のいいなり
お爺さんとこうきは、クスクス笑っていて、わたしは方頬がひくつく。

「特殊って?」
「あ、いや、特殊なのは店の中だよ」

お爺さんはウチをみて、
「こうきや、このお嬢ちゃんは彼女かね?」
それを聞いて耳まで真っ赤になるのがわかった。
「い、いやいや!!彼女…じゃ、な、ないよ!?」
「そ、そうそう!!こうきとはただの許婚で…いや!いい意味でのただのだよ!!」

こうきが悲しそうな目で見てくるからあせってフォローした。
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