許婚のいいなり
1度背伸びをして部屋から出た。
せんりは自分の部屋で、すぅすぅ寝息を立てている。
そっか。そう言えば明日学校だったっけ。
今日は徹夜して、せんりに朝ごはんを作るか。
俺は明日まで休ませて頂こう。今寝てもキツいし、嫌いな体育あるし。

音をできるだけ立てないようそっとドアを閉めた。
キッチンでお茶を注いで一息。
別に、今急いで書かなくてもいいんだけど、アイデアが次々に浮かんで、ワクワクして手が止まらない。

2ヶ月後に、小説コンテストがあって、それに間に合えばいつでも。
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