君は生徒、愛してはいけない

新幹線で2時間、駅からバスに乗って旅館に向かった。

華はもういい?もういい?と聞いて俺の手を握って来た。


幸せだ、心の底からそう思った。


旅館について夕飯を食べて、おばあさんにお土産を買って、温泉に入った。


部屋に戻ると華は浴衣姿で髪を乾かしていた。


俺たちが風呂に入っている間に旅館の人が布団を2組、隣同士に敷いてくれていた。

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