君は生徒、愛してはいけない


それから華は、俺を呼ぶときだけ恥ずかしそうに声を小さくした。


わたるくん、と何度か呼ばれたが、おばあさんが待つ家に帰ると先生に戻っていた。


おばあさんはお土産を嬉しそうに受け取り、楽しかった?よかったよかったと華の頭を撫でた。


それからはおばあさんと3人で夕飯を食べて、俺は自宅に戻った。


今日はとても楽しかった。

華は可愛かった。


次の日から俺は学校に行き、華たちの3学期は8日からスタートした。


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