君は生徒、愛してはいけない
別にこれと言って店の中で話すことはない。
ただお前は俺の生徒で、この店にいること自体が不自然なことなんだ。
そう目で訴えていると、
「先生、これちょーだい」
青山は昨日哲平がキープしたボトルを指差していた。
「、、、バカかお前」
俺の言葉に全く動じずにこっと笑って自分で酒を作って飲んだ。
「あたしこれ好き」
まぁ、、この店ではハタチだもんな。
見えなくもないしな、、、
、、でもお前は高校2年生だ!俺は先生だ!だめだ!!
そんな葛藤を続け、気付けば青山が上がる時間になった。
俺は会計を済ませて、店の外で青山を待った。