君は生徒、愛してはいけない
仕事を終え、4人で学校を出た。
花火大会の会場は学校の最寄駅から俺の家と反対側に2駅だった。
電車に乗ると、もう人がいっぱいだった。
「人多いですね」
「香織ちゃんすぐ居なくなりそうだから、中村くん捕まっとかなきゃだめよ」
俺は電車のドアのすぐ近くに居たので、島田と場所を代わってやった。
「こっち来ていいよ」
「、、ありがとうございます」
相変わらず丁寧な島田は、控えめに礼を行って俺とドアの間に立った。
それを見てにやつく福野。
「島田、赤いぞ」
小声で福野が言うと、島田はそんなことないよとムキになった。
この2人のやり取りは、高校生とあまり変わらない。
いつも生徒をみているような気分になって、なんだか可愛く思える。
花火大会の会場は学校の最寄駅から俺の家と反対側に2駅だった。
電車に乗ると、もう人がいっぱいだった。
「人多いですね」
「香織ちゃんすぐ居なくなりそうだから、中村くん捕まっとかなきゃだめよ」
俺は電車のドアのすぐ近くに居たので、島田と場所を代わってやった。
「こっち来ていいよ」
「、、ありがとうございます」
相変わらず丁寧な島田は、控えめに礼を行って俺とドアの間に立った。
それを見てにやつく福野。
「島田、赤いぞ」
小声で福野が言うと、島田はそんなことないよとムキになった。
この2人のやり取りは、高校生とあまり変わらない。
いつも生徒をみているような気分になって、なんだか可愛く思える。