君は生徒、愛してはいけない
突然の告白
島田がそう言うと、電車は俺の降りる駅に着いてドアが開いた。
島田は一旦電車を降りて、俺を見上げた。
「す、すみません!
返事が欲しいとかそんなんではなくて、、
あの、、すみません、、
お疲れ様でした!」
そう言って島田はまた満員電車に乗って、背中を向けたまま行ってしまった。
ーーーーなんだ今の。
明日からとても学校に行きにくい。
島田にどんな顔で会えばいいんだ、
考えながらいつもより混み合ったホームを歩いて改札を出ると、見覚えのある浴衣が見えた。
ーーーーーー華だ。