君は生徒、愛してはいけない
「華が謝ることじゃない。
俺は好きで華とおばあさんとご飯食べてるし、
一緒に食べない日は寂しいよ。
華と約束したのを負担に思ったことなんか一度もない」

「、、ほんと?」

「ほんと」

「先生のことまだ独り占め出来る?」

「できる。ずっとできる」

「、、なんで?」


なんでってなんだよ。
心の中で思ったのと同時に、なんでってなんだろ、と華が言った。


小さい頭で色々考えすぎてショートしたらしい。

「もう足も痛いし色々ぐちゃぐちゃだし、、
もうやだ!」

華は子供のように足をバタバタさせてぐずり始めた。

「家までおんぶして」


華は泣き止んで、むすっとした顔で言った。

「、、あとでな」

俺はいつものようにだだをこねる華が愛おしくてたまらなくて、
心のままに華を抱きしめた。
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