君は生徒、愛してはいけない
学校生活は1学期となんら変わりなく、
あっと言う間に冬が目の前だった。


島田とも少しずつ元の感じに戻りつつあって、何度か4人で飲みに行ったりもした。


もちろん、それ以外は青山家でおばあさんのうまいご飯をたべている。


こちらも特に大きな事件は何もなく、とても平和で幸せだった。



ある日の放課後、俺は教室に仕事のファイルを忘れて取りに行った。


生徒がまだちらほら残っていて、早く帰れよと言いながら教壇で資料を探していた。



『先生さよならー』

「気をつけてなー」


最後の女子生徒2人と挨拶をして俺も職員室に戻ろうとした時、

また教室のドアが開いた。
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