君は生徒、愛してはいけない
俺は帰り道の途中にある公園に青山を連れて行った。


「、、どした青山」

テストの白紙を反省しているのか?泣くほど?

俺言いすぎた?

俺はこんな時の生徒の扱い方を知らない。

優しくしてやるべきか、励ましてやるべきか、、

悩んでいると、青山が小さい声で呟いた。


「、、、っかれた、、、」

「、、なに?」

「つかれ、、っ、た、、ひっ」


疲れた?仕事か?学校?人生?なにに??

疑問はたくさん浮かんだけど、聞かなかった。


そうか、そうか、と言って青山の頭を撫でた。


「、、先生、、っ、、」

「、、どした?」



「、、た、っ、、す、けてっ、、」

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