君は生徒、愛してはいけない
第2章 夏休み


それからと言うもの、俺は店には入らず

青山が終わる時間に店の前まで行って毎日家まで送った。


「困ったことがあったらなんでも言えよ」

青山はなにも言わずうん、と頷く。

「おやすみ」

「、、おやすみ」

毎日そう言って別れた。



少しは心を開いてくれたんだろうかーーー

青山の心の拠り所になれればそれでいいと思っていた。



担任として。


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