君は生徒、愛してはいけない


おばあさんは俺のことをとても気に入ってくれたようで、
ありがとう、楽しかった、
いつでもご飯食べに来てね、
と言って青山と一緒に外まで見送ってくれた。

「ごちそうさまでした。
また何かあったらすぐ来ますので、いつでも呼んでください」


俺はそう言っておばあさんに携帯の番号を書いたメモを渡した。


小一時間、青山の家にいた。


俺もなんだか楽しかった。


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