君は生徒、愛してはいけない
飛ばして帰って来たので、1時間でついた。
向かったのはもちろん、青山の家だ。
ーーーーピンポーン
インターホンを鳴らしても返答がなかったので、玄関まで行ってドアを引いてみると鍵が開いていた。
「おじゃまします!おばあさーん」
と言いながら家に上がると、いつも3人で食事をする広いリビングに青山が居た。
「、、どした?
お土産持って来たぞ。
おばあさんは?」
青山のそばに行くと、我慢しきれなかった、と言わんばかりに青山は泣き出した。
「なに?どうした?」
俺は青山の隣に座って、涙で濡れた青山の白い頬をハンカチで無造作に拭いた。