君は生徒、愛してはいけない


華は卵を焼いて朝ごはんを作ってくれた。


ソファに隣同士で座りながら一緒に食べた。


「、、お兄ちゃんが居たらこんな感じなのかな」


華が言った。


「、、さあ、俺も一人っ子だからわかんない」




妹ってこんな感じなのか?

守ってあげたくなるような


どこにも行かせたくないような


ずっと一緒に居たいような、、、



俺は考えて、はっと気が付いた。


いや、だめだ、俺は担任の先生だった。

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