君は生徒、愛してはいけない


俺は自宅に戻ってベッドに寝転びながら考えた。


華は俺をお兄ちゃんとして独占したいのか。

どんどん減っていく家族が、突然ひとり増えたと本気で思っているのか。


華が俺をどう思っているのか、本当にわからなかった。



考えて考えて、たくさん考えたけど

ずっと答えは出ないまま


気付くとそのまま眠っていた。




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