君は生徒、愛してはいけない
「おばあちゃんが帰って来ても、
ご飯食べに来てくれる、、?」
華は俺の左肩に顔を乗せて、長い髪を俺の腕にサラッと流している。
華の長い髪の毛は、すごくいい香りがした。
俺はどうにかなってしまいそうな衝動を必死で抑えて答えた。
「華とおばあさんが呼んでくれるなら」
「ほんと?」
「ほんと」
華の腕の力が少し強くなった。
「先生、わがままいっぱい聞いてくれてありがと」
俺は華の腕から放たれて、うん、と頷いた。