君は生徒、愛してはいけない
13時におばあさんを迎えに行った。
おばあさんは病室で華を抱きしめて、
華ちゃん、ごめんね、ごめんね、と何度も謝った。
「先生、本当にありがとうございます。
何から何まで、感謝しきれません」
「いえ、僕は何も」
俺は華とおばあさんと病院を出て、おばあさんと華の買い物に付き合った。
夕方タクシーに乗って3人で家に帰ると、
可愛く飾り付けられた家と豪華な食事におばあさんは涙を流して喜んだ。
「華ちゃん、先生、ありがとうね」
大好きなハンバーグを3人でおいしく食べて、ケーキを食べて、楽しく会話をした。