君は生徒、愛してはいけない
翌朝学校に出勤してすぐ、本を持って佐藤を探した。
1組に行ったが、佐藤は居なかった。
まぁ、放課後でもいいか。
そう思って自分のクラスのドアを開けると、
すぐそこに佐藤と華と森が居た。
よりによってこの感じかよ、、と今のタイミングで教室に来たことを後悔した。
俺に気付いた佐藤は少し恥ずかしそうに、先生おはよ、と笑った。
森は佐藤を見守るような目で見ていた。
華は俺たちを見ないようにしているように見えた。