君は生徒、愛してはいけない

「あたしもキスしたくなっちゃったって言ったらどうする?」


松本先生の妖艶な声に、このまま何もかも投げ出してしまいたいと言う衝動を駆り立てられながらも必死で抵抗した。

「、、生徒よりはマシですかね」

「つれないなぁ」


松本先生は俺の頬に軽くキスをして、じゃあまた明日ねと笑顔で手を振った。


余裕な顔でよくそんなことが出来るな、と思った。

大人の女は怖い。

「先生、話聞いてくれてありがとうございました」

松本先生はなにもなかったかのように、またいつでも聞くよと言ってマンションに入って行った。






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