君は生徒、愛してはいけない
俺と華は駅の方まで歩き出した。
「久しぶりだな」
「うん」
「学校はどうだ」
「普通」
「、、そっけないな」
華はそれ以上喋らなかった。
薬局に行ってシャンプーを買い、帰りの道でも華は一言も喋らずただ歩いた。
俺はクリスマスのことを思い出し、華に言った。
「クリスマスはおばあさんと3人でご飯食べような」
そう言うと、華は少し間を置いて言った。
「、、あたし、彼氏出来たんだ」
華の言葉に、俺は心臓が引き裂かれるような心地になった。