最凶少女
「んっ……眩しっ」

布団から手を出して携帯を探す前に

「おはよ。鈴…今はね、12時前だよ」

「……光?……え?12時?!」

「うん」

学校行くの?とシュンとした目で私を見る光を見ると、どうでも良くなって今日、行くのをやめた。

起き上がろうとしたが

「…いっ」

腰の痛みでベットに倒れ込む。光を見ても光は笑顔を浮かべるだけ。

……私、喧嘩なら勝てるけど、それ以外は光には勝てそうにないよぉ。

昨日、歓迎会が終わって帰ったのは10時。それからは、反省と称して光にお仕置きをされたのだった。

私と光は三年前から一緒に暮らしてる。勿論、両親の許可はとってる。

まぁ、私が光と暮らしても何の、問題もないしね。だって、私達は結婚の約束をしてるんだもん。

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